2019.07.06更新

検査で陰性のインフルエンザが別の病院で陽性に?

突然高熱が出て、病院でインフルエンザの検査を受けても陰性と診断されることは多々あります。
しかしその後も症状が悪化してしまい、再度病院でインフルエンザの検査を受けてみると今度は陽性という検査結果になることがあります。
インフルエンザの疑いがある男性これは、最初に受けた検査結果に不備があったわけでもなく、医者の誤診でもありません。
インフルエンザウイルスには潜伏期間というものがあり、潜伏期間中は身体に自覚症状があってもインフルエンザウイルスは検知されません。
自分ではインフルエンザの疑いを持って病院に向かい、検査をしてもらって結果が陰性だった場合、学校や会社に報告することができないので病欠扱いではなく欠席扱いや有給扱いになります。
それでは学生も社会人も困るので、無理してでも学校や会社に行こうとします。
そして自分でも気付かないうちに、周りのひとにインフルエンザウイルスを撒き散らすことにつながるのです。

また、1度病院で検査を受けて陰性であった場合は、たとえその後に体調が悪化したとしても、なかなか再度病院に出向いて検査を受ける人は多くはありません。
もし最初にウイルスが検知されていれば、検査結果が陽性になり、きちんと措置を受ければ、自宅で安静に治すことができます。
インフルエンザは、抗生物質を飲めば比較的簡単に諸症状は収まり、自分自身がらくになるのですが、抗生物質は医師の処方がなくては手に入れることは困難です。
潜伏期間中に病院で検査を受けてしまい、結果が陰性だった場合は、インフルエンザウイルスによる重い症状と長期間付き合わなければいけなくなります。
高熱が出ても、処方された解熱剤を飲んでしまうかもしれません。
ヒトの体は、体内に入る病原体を殺すために体温を上げます。
インフルエンザは、夏には流行しないくらい熱には弱いので、体は高熱を出すのですが、知らずに自分で体温を下げてしまってはウイルスの増大を手助けすることにもつながるのです。

インフルエンザには潜伏期間が存在する

インフルエンザウイルスには、それなりの潜伏期間があります。
短くても16時間、長い場合は数日間だと言われています。
潜伏期間はその人の体調や体質にもよるので一概には言えません。
しかし最も厄介なのは、インフルエンザの症状に気付いていない潜伏期間中であっても、第三者にインフルエンザウイルスを移してしまう可能性が大いにあるということです。
インフルエンザは、粘膜感染はもちろん、飛沫感染や空気感染もします。
つまりインフルエンザにかかった人がいる空間にはほぼ100パーセントの確率でインフルエンザウイルスが飛び回っています。
潜伏期間で自覚症状も特に出ていないため、学校や会社に行ってしまっていたり、また友人とのランチやスーパーマーケットへ買い物に行っている可能性もあります。
行く先々でウイルスを撒き散らして、それをはしごにしてインフルエンザは大流行を成し遂げるのです。

なかなか自覚症状がない潜伏期間ですが、インフルエンザが流行する季節に体調を崩してしまったら、まずはインフルエンザを真っ先に疑うようにしましょう。
また、疑うだけではなく万が一インフルエンザの検査で陰性でも、潜伏期間であるかもしれないという可能性を忘れないようにしてください。
そして潜伏期間であるという可能性があるうちは、外出を控えるか、止むを得ず外出する場合にはマスクを着用し、できるだけウイルスを外に出さないように心がけましょう。
それから、もしも症状が治らなければ、早めに再度病院で検査を受けて、処方箋をもらって早急に治すようにしましょう。
ウイルス感染を疑うことと、一人ひとりの心がけで、インフルエンザの大流行を最小限に食い止めることができるのです。